高齢者の死亡事故
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- 担当弁護士
- 寺本 憲治
・事案の概要
被害者(70代)は、夜間、道路を横断していたところ、四輪車に衝突されました。その結果、転倒して、お亡くなりになられてしまいました。
・解決方法・内容
被害者の方が夜間に横断禁止道路を横断していたこと(過失割合に大きな争いがあったこと)、高齢で認知症等であったため家事従事者として逸失利益の有無が争いになっていたこと等から、まずは、自賠責保険から出来るだけ支払いを受けるべく、事故の刑事記録等証拠を揃えると共に、弁護士の方で意見書を作成して提出しました。
自賠責保険からの支払いを受けた後に裁判を行いました。裁判では、被害者の生前の様子や事故の状況を丁寧に主張立証することで、裁判官はこの主張を認めて、家事従事者として一定の逸失利益を認定し、過失割合も2割程度に留めることが出来ました。
その結果として合計約3000万円の支払いを受けることができました。
・ポイント解説
高齢者の事故では、必ず相手方(保険会社)は、さも被害者自身に大きな問題があるかのような主張をしてきます。弁護士が介入して適切な反論をすることで、結果が大きく変わることもあります。
交通事故に遭われた方は一度必ず弁護士にご相談されることを強くお勧め致します。
以上