弁護士からのメッセージ

初めまして。鎌田紗和子と申します。

私が弁護士という仕事を初めて意識したのは、小学生の頃、テレビのニュースで大阪泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の原告団の方々と共に、裁判所へ向かう弁護団の先生方の姿を目にしたことでした。そこから、依頼者の代弁者となる仕事である弁護士に興味を持ち、神戸大学法学部に進学後、弁護士を志すようになりました。

司法試験合格後、弁護士になるための準備期間中に、NHKの連続テレビ小説「虎に翼」を視聴しました。同作品には、法曹界への女性進出のために社会の仕組みに立ち向かった女性たちの姿が描かれており、自分が法曹の世界の入口に立つことができたのは、ひとえに社会を変えてきた先人たちや、支えてくれた家族友人のおかげであり、法曹になるために努力することを許された環境にあったからであることを改めて感じました。

しかし、今なお多くの人が、不完全な社会の仕組みの中で、理不尽な問題に直面していることと思います。私が京都第一法律事務所への入所を決めたのは、そのような方たちに寄り添う事務所であると感じたためです。
これから、依頼者の方一人一人に真剣に寄り添うことができるように、全力を尽くす所存です。

最近は、日常生活を送る中で心無い言葉を眼にする機会も増えたようにも思えます。真剣な悩みを抱えているのに、誰かからこれくらいは我慢しなさいといった言葉を投げかけられることもあるかもしれません。何かお悩みがある方は、お話を聞かせてください。